水分を取りませう。

最近のこの暑さですから、どなたも一度はテレビや新聞そのほかで仄聞したこともあろうかと思いますが、体内の水分8%以上失われると意識障害の可能性が高まり、20%以上になると死亡の危険もあるので、あっちでもこっちでもこまめな水分補給を促されていると思います。


仕事から帰って、あるいは入浴後に冷えたビールを一気にあおり、渇きを癒すというのもわからぬではないのですが、実際のところ脱水を促すだけです。


1100㎖のビールを飲むと、アルコールを分解するのに1100㎖の水分が必要だそうです。 汗をかいたからとビールをあおってもあおった分以上の水分を別途摂取しないと、体内水分赤字と言うことです。 


以前紹介した純粋アルコール量に換算すると44gのアルコールを分解するのに1100㎖の水分が必要とになります。


百薬の長の効果を期待できるアルコールの1日の平均摂取量が20g程度だったとしても、別途500㎖以上の水分を摂取しないと駄目ってことですね。

実際には水分だけでなく塩分も失われるんで、汗の塩分量0.3%だとして、100㎖汗が流れたとしたらざっと計算しても0.3gの塩も必要になります。